2015年3月11日水曜日

SFCコントローラをUSBに(実践編)その①

ジャンクUSBコントローラ in SFCコントローラ編

今回は、SFCコントローラ内にUSBコントローラの基板を内蔵する方法です。




1.SFCコントローラの用意と分解

SFCコントローラを準備。
私は、Amazonで千円程度で購入しました。







これがないと始まらない。










次に、SFCコントローラの分解をします。
#0サイズの精密ドライバーでネジを回して、分解できます。







ご開帳。










基板に接続されている黒いケーブルと、そのコネクタ部分(白いやつ)は、
はんだごてとはんだ吸いを使って、取り外しておきます。

基板をケースから取り外し、表面のICを確認します。
(写真を撮るのを忘れました…orz)

IC2個タイプと1個タイプがあるらしいですが、
私のは、1個タイプでした。

ICから伸びているプリント配線をたどって、
各ボタンの接続されている配線と、グランドを確認します。

私もそんなに詳しくはないですが、
とりあえず、複数の配線が一つにまとまってる線がグランド、
その反対側が、対応するボタンの信号線になります。


次に、はんだごてとはんだ吸いを巧みに使い、
ICを取り外します。

ICを無理やり引き剥がすと、プリントされている配線が
一緒についてくること請け合いなので、
面倒臭がらず、一本一本丁寧に取り外して下さい。
(実際にそうなりました…)

もしくは、小さなニッパを使ってすべての足を切り取る、
というのでもいいです。



2.適当なジャンクUSBコントローラを用意と分解

お古のUSBコントローラを持っている人はそれを使用。
私は、最寄りのハードオフにて100円で買ってきました。






アナログスティックや、振動などのギミックはない方がいいです。










基板にプリントされている配線を見てみます。
ちゃんと+極と-極に分かれているのがベスト。































中には、何やらよくわからない構造をしているものもありますので、
そういうタイプは難しいのでやめておいたほうがいいです。
(ある場所は+なのに、別の場所だと-になっている)
まぁ、そういう関係に自信があって行けそうな人は、そのまま使っちゃって下さい。

中心にあるICの足と、各ボタンの関係をメモっておきます。
後で、SFCコントローラの接点と接続する時に必要になます。











こんな風に控えておくといい感じ。

















3.USB側の基板の切り取り

USBコントローラの基板をSFCコントローラ内部に内蔵するため、
基板の無駄な部分は切り落として、必要な部分だけを残します。

囲った部分だけを残して、ニッパなどで切り落とします。



4.USBコン基板とSFCコン基板を接続

1.と2.でメモった配線を見ながら、基板と基板とを配線を使って
はんだ付けします。
 ※配線数がかなり多くなるので、一本の長さをうまく調整して下さい。
   ヘタすると、SFCコントローラ内に収まらない可能性があります。

USB基板側は問題ないのですが、SFC基板側はものすごく付けづらいので注意してください。
1.で切り取ったICの足の跡と配線をはんだ付けする必要があるのですが、
これがなかなかに難しい…

基板側に全くはんだがのらないので、四苦八苦しました。



5.基板をまとめて収納

4.で接続した基板2つを無理やりSFCコントローラに押し込みます。
場合によっては、内部のボスを切り取ったり、配線ルートを変更したり、
色々と試行錯誤をしながら、ベストな状態を模索して下さい。





















頑張って押し込みましたが、右側が思いっきり浮いてます…




ちゃんと配線が出来ていれば、問題なく使用できると思います。

ドライバなども、USBコントローラに依存するので、
ちゃんと配線ができているのに、認識しない、などは
USBコントローラ側の設定を確認して下さい。

私が使用したUSBコントローラは、PCによっては十字キーが反応しない不具合が発生しました。
そのため、最初の一回以降は全く使用していません。

配線のはんだ付け難易度が鬼畜ですが、それ以外はそれほど難しいものではないので、
はんだ付けに自信がある人向けだと思います。



次回は、Arduino in SFCコントローラ編です。

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